Tシャツくんの使い方
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1:原稿作成について
○原稿には、必ず専用原稿用紙を使いましょう。
手描きで原稿を描く場合 →コピー・手描き用原稿用紙
インクジェットプリンタで出力する場合 →インクジェット専用原稿用紙
<コピーについて>
環境問題や紙の再生技術向上に伴い、再生コピー用紙を使われるセルフコピー機が増えてまいりました。
再生コピー紙は光の透過量が一定ではないため、Tシャツくん原稿としてはお勧めしておりません。
→きれいなスクリーン作成のために、コピーの場合は「コピー・手描き用原稿用紙」にコピーをとってください。
(セルフコピーなど、あらかじめコピー機にセットされている用紙は原稿として不向きです。)
「コピー・手描き用原稿用紙」は、普通コピー紙55k(64g/㎡)を使用しておりますので、コピー専門店でお尋ねください。
2:作業環境について
- 紫外線の入る場所での作業はできません。
- 窓のある部屋で作業をするときは、窓に必ず厚手のカーテンをして作業をして下さい。
- 水銀灯、ハロゲンランプ、ビームライト、スポットライトのあたる場所での作業は出来ません。
- 蛍光灯のついた部屋での作業は可能ですが、蛍光灯の真下での作業は控えてください。
3: 作業手順について
- 露光前にブラッシングの準備をしましょう。
あらかじめハケを水に浸して柔らかくしておきましょう。
※露光が終了したらその場でブラッシング作業に移りましょう。 - スクリーンと原稿の密着が大切です。
原稿にスプレーのりをきちんとつけて、スクリーン版にしっかりと密着させてください。 - ブラッシング
スクリーン版をブラッシングするときは、ハケに少量の水をつけ、 (5~10秒くらい経ち)図柄が浮き出てきたら、 図柄の部分だけ両面からやさしくブラッシングをして下さい。 このとき、水がフレームの中に入らないようにスクリーンを平らに持ってブラッシングをして下さい。 シャワー等でフレーム全体に水を掛けるようなことはおやめください。 綺麗なスクリーンができなくなります。 また、フレームの中に入り込んだ水によりフレーム内の感光乳剤が溶け、 Tシャツを汚したり、フレームが外れなくなる原因となります。
失敗例から確認する
1:絵柄が全く出てこない
- 考えられる理由
- 製版作業前あるいは製版途中にスクリーン全体が感光されてしまったために起こった現象です。
Q2:絵柄が白くぼやけてスクリーンに写っているだけ
- 考えられる理由
- 製版作業前にスクリーン全体が感光されたために起こった現象です
Q3:ブラッシングしても絵柄の一部があまり抜けない
- 考えられる理由
- スクリーンの一部が感光されたために起こった現象です、
Q4:絵柄のまわりが崩れる、小さな点(ピンホール)がたくさんできる
- 考えられる理由
- (1)手順通り作業しても、ブラッシング時間が長いと、スクリーンが崩れてしまいます。 原稿通りに絵柄が透明になったらブラッシングは終了してください。
- (2)版が抜けづらいために長時間ブラッシングすることにより起こった現象です。
チェック項目
- (1)スクリーンの保管状態
- スクリーンを開封状態のまま放置していませんでしたか?
- (2)原稿の種類
- 原稿には、必ず専用原稿用紙を使いましょう。
○手描きで原稿を描く場合
→コピー・手描き用原稿用紙
○インクジェットプリンタで出力する場合
→インクジェット専用原稿用紙 - (3)原稿の線幅と黒色の濃さ
- 線幅は1mm以上ですか? またベタの部分の黒色の濃さはどうでしょうか?
- (4)作業環境
- 紫外線の入る部屋で作業を行っていませんか?
- (5)作業手順
- ア)感光時間の設定は合っていますか? イ)水でブラッシングしていますか? ウ)スピーディに作業しましたか?
5:スクリーンが全体的に崩れる
- 考えられる理由
- 十分に感光されていないと このような現象になります。
チェック項目
- (1)原稿の種類
- 原稿には、必ず専用原稿用紙を使いましょう。
○手描きで原稿を描く場合
→コピー・手描き用原稿用紙
○インクジェットプリンタで出力する場合
→インクジェット専用原稿用紙 - (2)光量不足
- 気温の低い時期には、光量を安定させるために、 使用前にランプボックスに何も入れず、 数回スタートボタンを押して、ライトを点灯させておきましょう。 その際、未使用のスクリーンに光が当たらないように 十分にご注意ください。
- (3)ライトが切れている
- ランプボックス内のランプが消えていたり、 チカチカと点滅状態の場合、 きれいなスクリーンが作れません。 1000時間程度使用されると、ライト交換される事をお勧めします。 ライト交換は、販売店あるいは弊社にご依頼ください。 ※内部に電圧の高い部分がありますので、分解しないでください。